久保田美簾堂の町屋建築は
令和５年１０月に「京町屋個別指定」として京都市から認定いただきました。

京町屋個別指定とは？ (以下、京都市の文章から引用)
-京町屋条例に基づく指定制度-
趣ある街並み又は個性豊かで洗練された生活文化の保全及び継承を効果的に進めるため、個別の建物(個別指定)や区域(地区指定)を指定しています。
「京町屋を未来へ」のリンク

京都らしい景観には、街並みを形成する「京町屋」も大きく関わっていると思います。
しかし京町屋を維持管理することは金銭的なことも含め想像以上に大変なことであり、京町屋は年々減っているのが現状です。実際に弊社も京町屋で職住一体の暮らしをしていますが、色々な不具合が年々出てきているのが事実です。。

歴史的な建造物を守り、残していくために京都市が設けた「京都市京町屋の保全及び継承に関する条例第１７条第１項」の規定に基づき指定されたのが、この指定制度です。

そしてこの度指定をいただいてから二年の月日を経て、
個別指定の京町屋を称えるプレートを交付いただきました。

こちらのプレートは、建物の所有者に京町屋の価値再認識を促し、愛着を深めるとともに、京町屋の保全に向けた機運を高めるために交付いただけるものです。

素材は真鍮でできており、サイズは小さいですがとても重みがあります

京都には歴史ある建築がたくさんある中で指定いただき、大変光栄な事です。京都市の市政の一環として、「京町屋」の維持・保全を推進するためにこのような制度が設けられたことに、京都市の取り組みに敬意を表し、これからもこの京町屋を大切に維持してまいります。